やらなければならない仕事を目の前にして。どうにも手がつけられない時には。そのままふて寝してしまいたい気持ちを抑えて。 書斎の両脇に積まれた書類の数々を手にとって。あたかも仕事をしているかのように振る舞う。 そうしているう…

行くお店がすんなり決まる時ほど、機嫌のいいことはないだろう。そう思いながら。即座に電話して繋がり。 名前と連絡先を告げて。大抵、これから行くので空いているかという確認をすることが多い。 予約が取れたことの嬉しさに。私は、…

いつしか期待することをしなくなり。そうすることで、寂しさを感じないようにしていた。自己防衛機能が作動し始めたのは、いつの頃だろうか。 集団に馴染めなかったり。同性との会話についていけなかったり。違和感を覚えることがあった…

願えば叶うこともあれば。叶わぬこともある。 仕事とはなんだろう。そんなことを考えたりして。 生きることの術がわからなくなる時に。迷わぬ人などいるのだろうか。惑わされぬ人などいるのだろうか。 煩悩と苦悩の狭間で。言い訳をし…

不用意に置いた私の腕時計を、目ざとい父が見つけて言った。「なんだ、お前。いい時計持ってるじゃないか。」そうして、しげしげと手にとって品定めをしながら。 「どこのブランドだ？」聞くので。「これはね、ブシュロンの時計なの。」…

時代は令和へ。過去に例を見ないGW１０連休。日本人は休日の休み方や過ごし方を持て余すことが多いらしい。 伝えたいことが沢山あって。どれから話していいのかわからなくなるのは。まるで子どものようで。 私はそれを望んでいたのだ…

なんだか色々と、どうでもよくなることがあって。思考停止したり、強制終了させることがある。 しかもそれが無意識に出来るレベルなので。興味のあるかないかというのは、非常に重要だった。 私の価値基準は、面白いかどうかで。ワクワ…

独りよがりな思いは。どうにもならないことぐらい、よく理解しているつもりだった。 通り一遍のことを経験していたとしても。そんなことは序の口で。それから先にある様々な出来事に出合うまでの地固めだろう。 大好きなオマール海老。…

親なんて。迷うことばかりだ。正解なんてないからこそ。どうすることがその子の能力を引き出せたり、可能性を広げられるのだろうかと。 親が求めるものと。周りが求めるものと。本人の希望を汲み取りながら。 ストレスのないことなどな…

PTAの某委員会の委員長を引き受けてしまった日の夜。パタパタと急いで向かった串揚げ屋さん。 カウンターでガシガシと仕事をする中。タイミングを見計らって揚げてくれる串揚げを愉しみながら。 人と関わることが面倒だという反面。…