アイアンフェアリーズ 銀座

いつしか期待することをしなくなり。
そうすることで、寂しさを感じないようにしていた。
自己防衛機能が作動し始めたのは、いつの頃だろうか。

集団に馴染めなかったり。
同性との会話についていけなかったり。
違和感を覚えることがあったけれど。
そこを考えたとしても、解決には繋がらないと。
早々に追求することをやめたのは、我ながら賢明だったと思う。

それは、家庭教育における父の影響が大きく。
普通でいることに対して、良しとしない生き方を信念としていたことがある。
とは言っても。

別段、秀でるものがない私にとって。
普通でいることも許されず。尚且つ、他者を凌駕するほどの何かがあるかと言えば。
中途半端な自分に嫌気が差したし、怠惰な自分をも持て余し。
とにかくツマラナイ少女時代だったと振り返る。

The Iron Fairies Ginza （銀座）
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