L’AS

行くお店がすんなり決まる時ほど、機嫌のいいことはないだろう。
そう思いながら。
即座に電話して繋がり。

名前と連絡先を告げて。
大抵、これから行くので空いているかという確認をすることが多い。

予約が取れたことの嬉しさに。
私は、嬉々として店に向かった。

少し分かりづらい路地の奥にあったそのお店は。
想像していた以上にカジュアル使いのフレンチらしく。
にこやかにお店から出てきた数名の男女を見送って。
席を作ってもらった。

なるほど、気取らないところなのねと。
初めて訪れたお店の雰囲気を察知して。
フレンチだというけれど。
イタリアンのようでいて、創作料理のようで。
ペアリングでいただいたワインの数々に酔いしれて。
なんだかとても幸せだった。

久々の報告に。
あれもこれもと脈絡なく話す私に。
合いの手を入れながら。

人との相性というものは。
何度も会えばいいわけでもなく。
話し合いをすれば改善する保障もなく。

年月を経ても、再び会った時に。
変わらずにいられるということは。
お互いが成長している証であり。
視野も経験も広げてきたことで。

タイムラグを感じさせないものになるのだから。

L’AS (南青山)
http://las-minamiaoyama.com