朝の日差しを浴びて。新しくできた商業施設を見下ろしながら。横浜の港の空気を吸い込んだ。 初々しさを感じながら。どうやら私も少しくらいは世間を知るようになったのかと感じつつ。大先輩方の言葉に耳を傾ける。 いつもと変わらない…

どうして、私はここにいるのだろうかと。いつになく思いながら。私は流れるままに身を任せていた。 透き通る空を見上げながら。今日の日があること確認し。私はいつものように変わりなく過ごす。 一流という人たちの間に紛れ込んで。そ…

自然体で、いつもそこに。無理せずに。結局、自分らしくでしか居られないのだから。物怖じしないということは、経験値の違いになるのだろう。 結局、君はどこへ連れて行っても。平気な顔をして、誰とでも仲良く喋っているからね。そう言…

三年半振りに。同じようにカウンターに座り。私は曇り空の東京の夜を眺めていた。 瞬く間に流れた日々を。慈しむ余裕はまだ無くて。振り返ることだけでも、精一杯で。 初めてのことは、いつも緊張する。その刺激は、何物にも変え難く。…

そもそもが、劣等感の塊なのだから。優越感に浸れる時間などないのだ。 それは天性の明るさなのだろうか。生きる術として身につけたものなのだろうか。本当のところは、もう自分にも分からない。 眠る何かを。起こしてしまうのか。封印…

瞬く間に時は流れて。暦は神無月。肌寒さを感じたと思えば、衣替えを済ませていないことに気づく。 いよいよ日本も季節感が失われつつあり。寒暖差の激しい一週間を過ごすことが珍しくなくなってきた。台風の荒れ方は一層にひどくなり。…

ポルトガルのテイラーズ。ポートワイン20年とか25年とか。デザートワインのお気に入りだけれど。これまで、よくもまぁ、これだけ飲んできたものだと思う。 東京の夜景を見下ろしながら。いつまで続くのかわからないけれど。どこに向…

恋愛コンサルをしているという男性と知り合った。その内容を聞きながら。それほどまでに女性との関わり方が難しいのかと感じると同時に。それほどまでに女性と関係を持ちたいのか。という驚きを隠せずにいた。 「君は肉食でしょう？」「…

精神的にギリギリに追い詰められることや。もう無理だと投げやりになりたいことも。 ふと外に出て。周りの雑音を耳にしながら。 感情の振れ幅に。我ながら忙しい。 シェラトン都ホテルのメインバーで。あの時はどうだっただろうとか。…