自分のキャパはどのくらいあるのかと。走りながら考えることは難しくて。いつも、一息付いた時に振り返る。 あぁ、今回もタフだった。 よく頑張った。よく乗り切った。よく体力が持った。よく致命的なミスがないまま導けた。 そんな風…

尽きるところ。私のことを想うようでいながら。そこではないことに。気付いてもらうことは果てしなく困難である。 そういうことは幾度もあり。過去の経験則から私は学んだ。 だから、期待をする度に。相手の成長や変化を求めてしまうの…

一度離れてしまった心を。どうしたら取り戻せるのでしょうか、と。そういうことの相談は茶飯事だった。 そうして私は言う。それは難しいですよ。と。 一度、失った信頼は。どのように回復するのでしょうか。という相談も。同じように伝…

輪郭が鮮やかに見えるようになるのは。季節が巡ったからという理由だけなのだろうかと。テラス席で食事をしながら。私はひとりで考えていた。 目の前で起こる出来事は。果たして本当なのだろうかと。心はそこにあるのだろうかと。距離を…

執着を手放して。気持ちが楽になったような気がする。自立するということは。愛もお金も自発出来ることになるということなのだろうかと。そんなことを考えながら。 失ってしまっても。仕方ないと思えることで。どうやら手に入るようにな…

「これからの未来を見ている君にとって、残された人の気持ちなんて、想像できないんだろうね。」 そう言われたことを思い出した。アメリカ留学に目を輝かせて、私は未来のことでいっぱいだった。側にいないと淋しいとは言わなかったけれ…

私は極力仕事をしたくない。そういうタイプだと思う。自分でなるべく動かないように。スケジュールをぎゅうぎゅうに入れたくなくて。バッファーを常に考えて。のんびりとやれたらいいと思っている。 と言っても。私は仕事がすごく好きだ…

アートが好きだ。美しいものが好きで。手の加わった自然美が好きだ。 そう思っていると。思わぬところへ連れて行ってもらうことになって。蘊蓄（うんちく）を聞き流しながら。流れ入るエネルギーに歓喜した。 理屈ではなく。ウキウキす…