本当に飛ばないかも知れない・・。 と、いよいよ不安がよぎる。 フライト時間は20時。 欠航が続く。 搭乗を予定している便はまだ調整中。 飛び込んだホテルは満室。 飛ばなかったら飛ばないで宿泊先の不安。 翌朝に大事な会議が…
月: 2017年1月
さんかく亭(小樽)
広い市場ではないけれど、そこには鮮魚を扱う活気に溢れていた。 1月の小樽。 寒くないわけがない。 もしかしたら、 荒天で帰りのフライトが出ないかもしれないという情報。 まさかね。と市場に寄り道をした。 「お刺身、盛り合わ…
坐忘林(客室編)
ここで過ごすために訪れた。 佇まいはその本質を現す。 経験値は滲み出る。 浅い経験も武器になり、 重ねた体験は魅力の深さとなる。 食べたもので身体が作られるのならば、 見聞きし、経験し、思考したもので精神が作られる。 表…
坐忘林(朝食編)
「お忍びで来る方も多いんですよ。」と言う。 私の顔を見て、アナウンサーの誰々に似ているという会話の流れだった。 そんな気さくな雰囲気も好き。 和食に合わせた器なのに、 まるでアフタヌーンティーのようなセッティング。 想い…
坐忘林(バー編)
そこはとても静かな空間だった。 「ここはデザイナーさんがどの角度から写真を撮っても画になるようにと、 計算されて造られているんです。」 「本当は、ここはリネン室になる予定だったんですけどね。 デザイナーさんが、それじゃイ…
坐忘林(ディナー編)
格子で仕切られた先にある個室。 人の気配を感じながら、窓から外を眺める。 夜の闇。 森閑とした大気を眺めながら。 間接照明の演出。 人の五感を緩ませ、鋭敏にさせる空間。 器の一つひとつ。 目で美味しさを感じ、舌で味わう。…
坐忘林(茶の坐編)
初めて訪れる時は、いつも無防備。 事前調査の期待値を、見事に振り切ってくれた。 直前に訪れていた「ウィンザーホテル洞爺」との対比。 振れ幅が大き過ぎる。 完成された世界観は、全く異なる次元で存在する。 だからこそ、本当に…
ラ・ヴート(ウィンザーホテル洞爺)
2008年、洞爺湖サミットの会場となったホテル。 高台にある建物が放つ異彩。 その存在感を知るのに充分だった。 洞爺湖を望むロビー。 雄大さを見せつける空間デザイン。 調和するダイナミックな生け花の作品が、訪れる者の心を…
Live cafe(羽田空港)
フライト前のひと時。 今回の行き先は北海道。 空の旅は、いつもワクワクする。 日常を簡単に飛び越える。 旅の支度は、いつもシンプル。 最小限に抑えて。 ライブカフェ (羽田空港 第2旅客ターミナル3F ターミナルロビー)…
The Palace Lounge (パレスホテル東京)
ラウンジはホテルの顔。 そこにいる人達を眺めながら。 ラグジュアリーな空間は、同じ。 狭い価値観で生きることは、自分を苦しめるだけで。 幾重にもなるシールドの奥に仕舞ってあるものを、守るためなのか。 ミクロとマクロを行き…