そうだった。
今日は、今年から制定された「山の日」。
そして、お盆帰省の初日。
早朝から渋滞が予想されていた。
憂鬱な気分が、ドロリと私の背中にもたれかかる。
「ねぇ、今日すごい渋滞だって。」
この日、久しぶりに会う友人達に
近況報告を兼ねたプチ旅行を提案したのは私だった。
「も〜。だから早めの出発にしたんでしょ。」
誰よりも世の中の動きに疎かった自分を棚に上げ、
今更、行き先を変更したいなんて言えるわけがない。(当たり前だ。)
想像通りの大渋滞。
高速道路は、駐車場と化したかのように車が微動だにしない状況が続いた。
いつもなら新宿から2時間程度の距離を、ゆうに4時間。
なかなか遭遇しない時間の使い方に辟易するかと思いきや、
さすがにここは旧知の仲。
ランチでお喋りしている時間と同レベルなのだ。
むしろ、効率よく時間を使っているような気にすらなる。
女性の会話力のスゴさは、年齢という壁がないコトだろう。
私は、新規事業について熱く語り、友人達の近況に耳を傾ける。
姦しくまくしたてる車内は、瞬く間に移動するカフェとなっていた。
高速を降り、深い色の緑に囲まれた国道に添って芦ノ湖まで。
一度は訪れてみたいホテルにランキングしているクラシカルなホテルは、
訪れる者を絶対的な安心感で出迎える。
手入れの行き届いている庭を見下ろせば、
ビルに囲まれた日常から解放された。
庭を散策しても、遊覧船に乗っても。
会話のループが途切れる気配を全く感じさせない。
女性は1日に一定量の言葉を発しないとストレスが溜まると言われていることを思い出す。
諸説を耳にするが、6000語が目安だという。(注1)
また、女性は話すことで引っかかっている問題を自己解決する生き物。
加えて非日常に身を委ねるとことで、開放感に拍車が掛かる。
そう。
旅には、そういう力がある。
遅刻して来たとしても、どんなに渋滞がひどくても。
「山の日に、わざわざ大渋滞の中、山のホテルに行ってきた。」
それだけで、私達にとっての忘れられない1日として記憶に残るのだから。
そして、その大半で費やした会話の中身はほぼ覚えていない。
それでいい。
こうした一日を重ねることで、生きていくことに前向きになれるのなら。
箱根 芦ノ湖
小田急 山のホテル
http://www.hakone-hoteldeyama.jp
(注1)女性の発する単語数
http://notesmarche.jp/2015/06/18479/
http://bookstand.webdoku.jp/news/2015/06/10/073000.html
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