vol. 95 娘の気概に気圧されて〜大学受験奮闘記とTIADの滞在〜

11月1日10時にWebで公開される大学受験の合否発表は、私(母)が確認することになっていた。
「その日は授業があるから画面をスクショしてLINEで送ってね」という娘の願いに。
誰よりも先に結果を確認することになったのだけれど。

まさか自分がドラマや映画に出てくる母親のように、感情が溢れて泣いてしまうなんて想像もしていなかった。
本当に母親というのは、我が子を心配したり憂いたり喜んだりして、自分のこと以外でこんなにも喜怒哀楽が揺さぶられるのかと穿っていたきらいのある私にとって。

一緒に奮闘したことで得られた興奮でもあったように思う。


時を遡って。
娘が高校3年に進学した今年の春。
寮生活をしている北海道の高校へ、進路について三者面談に向かった。
新しく担任になった先生は、定年前の最後の受け持ちとのことで、キャリアのある女性だった。

娘の印象はどうかと尋ねた際に、まだ受け持ったばかりだから良くも悪くも分からないという返事に、
先生の性格がよく伝わってきた。

素直で明るい娘を褒められないことが残念ではあったが、
そのうち理解されるだろうという心持ちで三者面談に臨んだことが印象に残っている。

そうして本格的に進路選択について話し合ったのだけれど。
もともと指定校推薦を見据えての高校生活だったので、娘は全教科の評定5.0を保持していた。
(普通科ではあったが、どの教科も常にトップだったのには我が子ながら感心する)

そこから浮上してきたのが、カトリック推薦という枠。
カトリック系列の高校から、カトリック系列の大学への推薦枠があるという。

基準に満たすための条件をみると、
学校の成績以外に、英検2級(受かるだけでなくスコアも基準あり)、
学校内の推薦を得られるための全国模試での成績が反映されるという。

受ければ受かるという保障などはなく、倍率も2〜3倍。
そんなリスクを負いながらもカトリック推薦にこだわることなどないだろう。と。
指定校推薦でも魅力的な大学があるのだから、そこで安心して目指せばいいと揺れた・・

のは、私だけであって、娘は頑なにカトリック推薦を狙いたいと言う。
即決することもないので、一旦持ち帰りということで三者面談を終えたのだった。

それからしばらく娘の進路で悩んだのだけれど。

(大学受験の娘の進路で散々悩んでいたら
「なぜ、母がSの進路で悩むの?母が決めることじゃないじゃん。」と
高校受験の息子に言われて気づく。)
引用:http://licolabo.life/tabi/1064

私自身が吹っ切れたことで、せめて夏期講習への申し込みで調べたところ。
1ヶ月半程度で100万円前後する受講料に驚きを隠せず。
そして、カトリック推薦対策の対象が高校2年生であることなど。

さらにスタートが遅いのでは?という不安に駆られる。
自分のことだったら、こんなに動揺もしないのだろうけれど。

いろいろと情報戦なのだということを遅ればせながら体感するのだった。
夏期講習のカリキュラムを見ると、面接対策もそれなりに時間が割かれている。

だとすると、私の得意分野であるのだから母親として(ある意味、プロとして)
我が子の面倒を見ようではないかと腹が据わる。
人に委ねてヤキモキするよりも、私が指導しようではないか!と
志望理由書の書き方、面接の練習を手配したり。
(志望理由書は高校の先生に随分とサポートしてもらっていたが)

私の人脈を辿り、公認会計士や税理士などの友人や知り合いに頼み
インタビューをさせてもらったり、面接の練習を依頼させてもらった。

その面談に付き合うことで、
私も改めてコミュニケーションについて学ばせてもらうなど、
本当に人に支えられ、助けてもらった。

本当にありがたい限りで。
素晴らしい大人たちが応援してくれたことが、その後の糧になるだろう。

まぁ本人にとっては、人生を賭けた最初のチャレンジなのだからと、
すでにキャパオーバーになりそうな状態だったので、
あれこれと混乱することを言わないようにしていた。

他にも大学のサイトで、教授の書いた論文を読んでいたこと。
なぜ税理士になりたいのか。ということを自分なりに考えていく過程は、
将来の面談などに向けての経験になると心から応援しながら、見守っていた。

勉強に関しては、オンラインの個別授業を緩めに受けて。
こちらも中学時代にお世話になった小規模の塾だったけれど、
手厚くサポートしてくれるところが私たちには合っていた。

9月末に推薦入試を終えてからの1ヶ月。
万が一のことがあったら。と指定校推薦への志望理由書に取り掛からなくてはならなかった。

そこで再び、大学のサイトを見ながら理由書を書こうとするものの・・。
その大学に魅力を感じないと痛感したらしい。
そのくらい本命に対する情熱を注いでいたことに改めて本人が気づいたようだった。

何かに懸命にチャレンジすることで成長をしていると伝わってくることが、何よりも頼もしかった。

そうして迎えた合否発表の日。
多分、大丈夫だ。と心の中で思っていても。

「合格」の文字を見た瞬間に。
ブワッと溢れる涙に。しばらくの間浸ってみた。

あぁ、よかった。と。
こういう時に、努力が報われたと安堵するのだろう。
あぁ、よくがんばりました。おめでとう。 
本当に良かったね。と。

その後、
お世話になった大人たちへ、一人ずつお礼の言葉を書いて私に送り。
私もお礼を伝える機会になったことで、人とのつながりに改めて感謝して。

春からの約半年間ではあったけれど。
我が子のサポートを心残りなくできたことが、私にとっての幸せだったのだと振り返る。
もちろん、仕事をしながらではあるけれど。
起業していることで、自分のバランスが取れていることも重要だった。
精神的な余裕と、時間的な余裕。
そして、多少なりともの経済的な不安はなかったことで。
適切な教育費だったと考えている。

そんな駆け抜けた日々のご褒美に訪れたのが、
名古屋に7月に開業したばかりのオートグラフコレクション TIAD。
Tomorrow is another day. というホテル名に魅かれて。

ゆっくりと過ごす時間は、癒しになった。
スィートナイトアワードでのアップグレードを断って。
バルコニー付きのお部屋に変更してもらったのは、チェックイン時でのことだった。

そんなフレキシブルな対応にも救われて。
秋の気配が薄らと感じながら過ごす時間。

暑い日が続き、移り行く季節の情緒は今ひとつの今年。
それでも巡る日本の四季を愛でていたいと思う。

少し早めの「サクラサク」の知らせに。
気を良くしながら。

さてさて。
もう一人の我が子の進路はいかに。ということは一旦忘れて。
母として、我が子の自立への道のりを見守るのでありました。

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