vol.76 樹齢300年の枝垂れ桜に魅せられて 〜函館大沼プリンスホテル〜 

家族の在り方を考える。
どういう関係でいたいのかを。

どこに住んでいても。
私は本人がやりたいことにチャレンジできる環境にしたい。
それは、かつての自分もそうであったように。
そして、今のわたしもそうであるように。

軸は、家族にありながらも。
帰る場所があるということの安心感で。
どこへでも飛び立てるのだから。

飛行機が苦手な夫と、
面倒がって家を出たくない中2の息子。
旅が好きで、刺激を求めて定期的にどこかへ訪れたくなる私。

娘は希望通りの高校へ進学し、寮生活も満喫している様子。
両親以外からも、頼りになる大人はたくさんいるのだということを。
もしくは、両親が放任なために、自由に自分で生きる術を身につけたのかも知れない。

そう仕向けていた。と説明したところで。
果たして信じてくれるだろうか。

世の中のルールはたいてい決まっていて。
行きたい方向への案内は出ているし。
インフォメーションセンターも随所にある。
困ったら、繋がらないかも知れない携帯に電話するより。
目の前の人に、助けを求められるように教えた。

標識の見方を小学生の時に教えて。
東京から一人で新幹線に乗って、ゆかりのない大阪へ合宿に行かせたこともある。
そして、その度にいつも自分に自信をつけて。
「楽しかった」と言って、笑顔で戻ってくる。

ネットで知り合った友人に会いたいと言い出したり、
遊びに行ってくる。ということに不安がないはずがない。
どういう人で、いつからの関係で、何で知り合ったのか。
一通り教えてもらいながらも。
後は、本人を信じることしかできないのだ。

遠く離れる寮生活をさせることも。
不安を挙げたらキリがない。
それよりも、無限に広がる可能性を信じることだ。

大丈夫。
あなたは運がいいからね。みんなが守ってくれるからね。
そう信じ。
本人もそう信じている。

夫と息子と私の三人で向かった函館空港で。
樹齢300年の枝垂れ桜が見られると教えてもらった。
2泊3日という短い時間ではあるけれど、これまで何度も訪れている函館から少し離れたエリアへ。

夜桜が美しいと、広い道路を運転しながら、家族で移動する時間。
旅は、毎日顔を合わせる数分の会話よりも、ずっと濃厚になる。

移動中の会話や、普段話すことのなかったことなど。
そういう時間が旅の醍醐味に加わるから。

宿泊したホテルの温泉からの景色が神秘すぎて。
私はいつまででも浸かることができた。
一人になって思い耽る時間。
慌ただしかった、それまでの日々。

月日はあっという間に過ぎ去っていきながらも。
わたしは焦ることなく、年齢を重ねることを楽しんでいる。

公開授業参観だったので、
娘のセーラー服姿を見たいという理由で、訪れた。
担任の先生が変わったため、進路相談の三者面談。

先生:「どうして東京から遠い北海道で寮生活を選んだの?」
娘:「母から離れたかったからです。」

私:「あのねー、ちょっとそれ語弊があるからちゃんと説明してね。」
娘:「えー。だってもう十分だったんです。中2の頃から寮生活したいなって思っていて、自立したかったからです。」

先生:「・・・。」
娘:「母の相手するのにすごい大変で。毎日ずっと喋ってるんで、もう自分の時間がちゃんと欲しいなって。」

いつも、そんな説明をしているけれど。
自立するには、ベストのタイミングだったのだろう。

娘は伸び伸びと自分の個性を発揮させて。
イキイキと勉強、生徒会、部活と掛け持ちをしているようだ。

子離れは案外早いものだと。
我が子の成長を見ながら感じる。

関われる時期に、しっかりと向き合えることで。
私自身の後悔を少しでも減らしておきたかったのだろう。

私の人生もまだまだ折り返し地点。
もっともっと欲張りに、人生を味わっていこうと思うのだ。

<訪問先>
函館大沼プリンスホテル
https://www.princehotels.co.jp/hakodate/

法亀寺 桜回廊
https://event.hakobura.jp/633

五稜郭
https://www.goryokaku-tower.co.jp

函館蔦屋書店
https://www.hakodate-t.com

道の駅 なないろななえ
https://nanairo-nanae.jp

レストラン ケルン
https://tabelog.com/hokkaido/A0105/A010502/1002178/

麺や 福丸
https://r.gnavi.co.jp/7kg84scw0000/?sc_cid=al_goomap

ワンランクアップの旅を
リーズナブルに楽しみたい方へ!


日本全国&世界のラグジュアリーホテルに
無料宿泊できるお得情報をお届けしています。

詳しい情報はこちらのURLでCHECK してくださいね✈️

\\Serendipity Travel//