Vol.59 誰も同じ世界になど住んでいない〜ペニンシュラ東京編〜

普通の感覚というのは、何を指すのだろう。
大多数の人が暮らしている中で、基準となる部分を指すのだろうか。

逸脱することへのチャレンジや、
自分の常識を外すということへの難しさは、
誰もが直面する。
生まれた環境や、育った環境、関わる大人や先生たち。

閉ざされていた世界。
その中で成長していく過程で。
自分を解放するというのは、どういうことだろうかと。
子育てをしながら、我が身を振り返る。

そうして、
自分の常識の外に社会の常識がたくさんあって。
さまざまな価値観を眺めながら。
自分の在り方を振り返る。

娘は中学2年の頃には、寮生活をしたいと明言していた。
高校からは、家を出たいと。

Zoomでの推薦入試面接は、自宅で行われた。
進学希望の理由について。
新宿から、北海道へ。
寮生活を選択に至るまで。

家を出たいから。というのは、邪(よこしま)な理由ではないと思うけれど。
聞く人が納得するような伝え方ではないわね。と話していた。

どうなっていたいのかというビジョンがあること。
自立したいこと。
不安よりも、自分の力を試したいというワクワク感。
緊張しながらも、伝えたいことを言い切ったような顔に。

母として。
娘に絶対的な信頼を預けて。
一緒に住まなくとも。
親子であることには変わりないのだから。

京都で生活をしたいという希望を叶えるべく。
娘は逆算したようで。
大学を出て、就職する頃には22歳頃。

一人暮らしを堪能するには時間がなさすぎるらしい。
よって、大学は京都を目指して。
京都での一人暮らしをしたい、とのこと。

ほぅ。
理由はどうであれ。
何かをしたい。という原動力は大事ね。

そうして、導く。
将来はどんな仕事に就きたいの?
希望通りに行くことが全てでもなく。
途中で変わってもいいことを伝えながら。

ホテルのサービス業に興味があるという。
だとしたら、一流ホテルを目指すのはいいわよ。と。

世界のサービスが、どうなっているのか。
五つ星のホテルの教育を身につけられたらいいわね。

そうして。
サービスを受けられる側にも、マナーや教養が必要だということを。
そこに相応しい人で在ることが大切だということも。
お金があればいいのではなく。
そこに品位や品性が滲み出るものであって欲しいと願いながら。

振る舞いは大切で。
なぜ、それが必要なのかということを紐解いて。
優しく伝える。
満たされた心は、人にゆとりを与え。
周りにいる人も幸せにしてくれるのだから。

誰かを大切に想う精神は。
やはり与えることなのだと思いながら。

巣立つ前の娘に。
残りの数週間で。
何ができるであろうかと。

<訪問先>
ペニンシュラ東京
・ラウンジ
・SPA
・ヘイフンテラス
・デラックスキング(部屋)
https://www.peninsula.com/ja/tokyo/5-star-luxury-hotel-ginza