vol.50 旅は非日常でなければ、旅とは呼べない〜新宿の温泉にて〜

毎月、旅行へ出ることになり。
全国各地を訪れて丸3年以上が過ぎているように思う。
回数にして記念すべき50回目は、なんと今住んでいる新宿の温泉付きホテルにいるという巡り合わせだった。

全国各地と言っても、22都道府県。うち、関東が半数を占める。海外も訪れている。
非日常が、日常に化してしまう時。
私は別の刺激を求めるために、何かをしようとするのだろうか。
それとも、何かを切り離して、わざわざキリキリする経験をしようとするのだろうか。


安定を好まないのは、何故だろう。
何か、過去世にあるのだろうか。
そういうことを考えながら。

時々、私との出会いが運命だという人がいる。
とても便利な言葉であり、私はそれを信じることができない。
その人にとっての運命だろうけれど。
私がそう感じているかどうかは、別なのだ。
とは言え、きっと、運命なのだろう。
出会えることだけで、奇跡なのだとしたら。

多分、全国を巡ることに少し疲れて。
全国各地の景色を堪能したけれど、日本の自然の風景は同じ印象を与える。
国道などのバイパス。その通りに面したショッピングモールや飲食店。
高速道路から見える景色は、どの地域にいるのかわからなくなってしまうくらいに、同じような印象を受けることが少なくなかった。

だからこそ。
そこに住む人たちの衣食住を知りたくて。
声を掛けて、四季を感じながら。
私の非日常への刺激を満たしていたように思う。

そうして、ほどんどの場合が一泊二日での旅なので。
数時間あれば日本中どこへでもいけることに、少しだけ疲れて。
移動時間と距離の疲れからの回復を考えると、近場でゆっくりするのもいいな。ということと、東京こそ、旅にふさわしい大都市だと理由付けをして、ここ数ヶ月は都内のホテルを巡っていた。

そうしていると。
いよいよそれにも飽きてきて。
海外に行きたいなぁという願いが叶いそうな2020年。

このリコ旅のカテゴライズでなくとも。
とにかく違うことにチャレンジすることにするのだろう。
ここまでよくぞグチグチと綴ってみたものの。

要するに、最初の感覚から3年もすれば慣れるということ。
その分、見地が広がったことに感謝して。
私は次の刺激を求めて、旅に出ることだろう。

そんな中。
変化が一つあった。
なんと数年ぶりに口紅を購入した。
淡いベージュの、実に目立たない色だけれど。
そういう気持ちになれたことは、私にとって大きな変化だった。
何かを変えたいということと、自分の顔に飽きることと。
ヘアスタイルだけは、コロコロと変化を遂げていたけれど。
化粧には、全く興味がなく。化粧映えしないだけだけれど。

それでも、娘も驚く程に。
私が口紅を買って、紅を差すという行為が日常にないものだった。
新しい服を買うことにも、興味を失いかけて。
どうやら、とてもつまらない人間になっていたけれど。

まだまだ自分を楽しんでいいのだということや、
少し迷走気味だった私を取り戻して。

44歳を迎える前に、もう少しジタバタしてみようと思うのだ。

 
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