vol.43 神様は乗り越えられる試練しか与えない 〜横浜スパークリングトワイライト編〜

梅雨明けを待たずに開催された横浜の花火大会。
まどろんだ空が不機嫌そうに見えるのは、私の気持ちが反映しているかのようにも思える。

だらりと助手席のシートにもたれ掛かりながら。

どうしてこんな日に小雨が降っているのだと、
誰かに聞いてもらうことを目的としない言葉が口から漏れた。

どうにも最近、すっきりしない気分が続く。
自分の非力さや無力さを自覚しながらも。
のらりくらりと避けてきた事実を直視する作業にウンザリとしていた。

誰かに八つ当たりしたところで解決することもなく、
尽きるところは自力で打破していくしか術がないことも知っていた。

ただただ行き場のない私の感情は、体内で昇華することなく、
鉛色の影をなして腹の中でウゴウゴと蠢いているようだ。

今や常連となったそのエステサロンでは、
時折、フェイシャルエステとボディメンテナンスを施してもらう。

この日は自分の毛穴の状態があまりよろしくなかったことを知らされて。
まぁ、そんなものだろうなと思いつつも。
あまり興味がないが、やはり年齢相応に手をかけることを意識せざるを得ない。

こんなことを一生続けなければならないのかと思うと、
やはりオンナというのは面倒だなという意識が脳裏をよぎった。

実のところ、矛盾しているようだがフェイシャルケアもボディメンテナンスもこれまでに受けた回数は少なくない。

サロンモデルを7年以上は続けているので、
かなり定期的にケアをしてもらっていたりするが、
一般の女性は、どの程度そこに自己投資しているのだろうか。
女性が美しさを保つには、やはり経済的な余裕が必要なのだろうと、ふと感じるのだった。

月に一度のネイルケア・ヘアメンテナンス・フェイシャルケア・ボディケア・ダイエットにヨガ。
睡眠の質から、食事制限・産地・無農薬食材・ポジティブで生きることが素敵で成功者であるということに対して。

幸せの定義とはなんだろうか。
思い通りの人生を送ることだろうか。
友人や仲間に囲まれて生きることだろうか。
一人で好きなことをしながら、
将来のことを気にせずに生きてゆくことだろうか。

もしかしたら、私はこのまま一生鳥かごの中で生きていくのかという不安に衝動的に駆られながらも、
どこか諦めている部分があり、またそれでよしとしているような節があった。
羽ばたいて大空を旋回していたかと思えば、また新たなカゴの中にいることに気づく。
それは無限に続いているのだろうか。

次々と現れるゲートをくぐり抜け、生きながらえながら、
気づかないフリが上手くなり、自分の感情に蓋をしていないだろうか。

私をここに留まらせる理由はなんだろう。
子どもだろうか。家族だろうか。世間体なのだろうか。
自信のなさや、勇気の不足や、意欲が足りないことだろうか。

そう突き詰めならが、結局自分のリスクが何だか判らずにいることと、
視野の狭さがそうさせているのだろうということは理解していた。

だからこそ、誰かのせいにしたり、
環境や生い立ちのせいにして逃げてしまいたいと、もう一人の私が顔を覗かせる。

だからと言って、挑戦するには及ばず。
逃げて逃げて逃げてきたのだろう。

自分の価値を測れず、また測ろうとせずに。
他者からの評価を求めるだけになっていたのだろうか。

そこまで愚かではなかったと思うけれど。
それでも私は弱さを自覚しながらも、抱えていた不安に押しつぶされながら決壊したかのように涙が溢れ、自分を慰めていた。

今年初めての花火大会は、船上からの鑑賞だった。
手の届かない誰かに憧れることや、出会えることは奇跡だと思う。
けれど、憧れただけでは変化はない。
爪先立ちしても届かないものを欲しがるのではなく、
足元をみて、手が届く手段をひとつずつクリアしていくのは、紛れもなく自分自身なのだから。

誰かがひょいと掴み取って、どうぞ。と手渡されることもあれば。
地団駄を踏んで、自分でチャレンジしたかったのにと泣くこともあるだろう。

わからないことを、分からないまま進むには限界があり。
いよいよ大海原へ出航する時期を迎えた方がいいらしい。

船上から見る景色が。
一歩も二歩も大股で行けという背中を押した。

打ち上げられた花火は3000発。
私はもっともっと激しい花火を見たいと本能が叫ぶ。

そういう人生でいいじゃないか。
自分らしく自分の信じた道をゆけばいい。
死ぬわけではないのだから。
我の勇気を振り絞って。

散々寄り道をしてきたけれど。
それをもが導かれていたのだと気づく。
大曲の花火大会、諏訪湖の花火大会、長野のえびす講、長岡の花火大会・・。

どれもこれも。
経験してしまうと、それが基準になるのだから。

私の人生も。
もっとダイナミズムに満ちて良いのだと。
そういうことに気づいたのは、帰宅してからのことだった。

等身大の友人と会話をしながら。
自分の意思を言葉にして吐き出して。
やっぱり私は前に進むと宣言をし。
戦友とのいう名の同志のようで、まだまだ戦の最中だけれど。

憧れの域ではなく、一歩ずつだったり、スキップしたり。
時々エレベータに乗ったりしながら上昇していくライフステージに。
自分の人生を。
チャレンジしながら果敢に生きようではないか。

突然訪れた変化に慣れるまで3年掛かった。
次の変化も3年は覚悟して。

未来計画表を、今度は描いておこうと思う。

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横浜スパークリングトワイライト2019
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