vol.80 スラッシャーという生き方をして〜リッツ・カールトン東京〜

「どれもこれも言うと印象が薄くなってしまうような気がして。」
いまでこそ、そんな風に悩んでいたことが信じられないくらい、フリーアナウンサーの仕事を続けられるかどうかで自信を失った頃の私は、路頭に迷っていた。

所属していた事務所から独立した後、大したキャリアもなく、私はこの先、何者になれるのだろうかと悩んだけれど、悩むほどの選択肢もなかった。

自分が全く使えない人間だと落ち込み(何のチャレンジもしてないのに)、自分の実力を目の当たりにして打ちひしがれる勇気もなく、ただただ模索をしていたのは、妊娠、出産、育児でライフスタイルに変化をもたらしていた時期だった。

空っぽの自分を早々に認めることで、次のステップに行けると考え、素直に学ぶことにした。

個人で生きるために、何をすればいいのか。どこかの企業で働きたいのか。
大好きだった喋りの仕事を諦めて、セカンドキャリアの道を模索した。

あるきっかけで心理学を学びながらカウンセラーとしてのキャリアもいいなと考えていた頃、放送局で経験したコミュニケーション法をもっと多くの人に伝えることが私の強みだと確信した。

それから10年の間に、
コミュニケーション・カウンセラー・英語指導・コーチ・コンサルティング・マナー・立居振る舞いなどのスキルをブラッシュアップさせ、それぞれの分野で仕事を得るようになった。

けれど、途中から気づいたのは、やっぱり私には、喋る仕事が軸にあるのだということ。
どの仕事も、伝えることが基軸にある。

そうして「コミュニケーションは全ての基本」を理念にし、会社を設立した。

いつの間にか、どの肩書きにも囚われずにどの仕事も得意だと胸を張って言えるようになっていた。
どれもこれもとチャレンジして、それぞれに携わりながら気づいた。
結局のところ、私は人の魅力を引き出して話すのが好きなのだと。

自分を全面に出すことではなく。
誰かのアシストをしながら、そのプロジェクトが最高のポテンシャルを発揮できるようにするのが私の仕事だと自負している。

いつもご縁で繋がるお仕事を。
ひとつ一つ丁寧にやらせていただく。

ただひたすらにそれだけを重ねて。
今の自分があることに感謝して。

コロナ禍であらゆることが変化したけれど。
この2年があったからこそ、私は考え方やこれからの在り方と向き合えたし、向き合わざるを得なかった。

自立することの大切さを改めて感じた2年でもある。
あと数年で迎えるであろう50代に向けて。

年齢をいたずらに重ねるのではなく。
経験値を年齢と共に上げているのだ。

未熟だった10代や20代も無敵な気がして楽しかったけれど、
30代、40代の人生経験を経た今ももっと楽しい。

人生を諦めるという意味がまだ分からず。
健康で笑いのある人生を全うしたいと願うのだ。

誰かに連れて行ってもらうだけの贅沢さではなく。
自分で自分を連れていく場所を自由に選択できること。

そして、大切な家族や周りの人たちと過ごせることの幸福を味わえることに。

コロナ禍で滞っていたイベントの数々。
何度もリスケになっていた表彰式のセレモニーが無事に開催された。
その度に司会として声かけをしていただいていたこと。

2年ぶりの再会に。
温かく迎えてくれたことが嬉しくて。

全身全霊を込めて、愛情と感謝の気持ちを込めた時間。
人と直接関われることの尊さを噛み締めた時間。

空気は振動して伝わり、
声がエネルギーとなり届くことを素晴らしさ。

この瞬間をずっと味わえるような仕事をしていきたいと願う。

=訪問先=
リッツ・カールトン東京
https://www.ritzcarlton.com/jp/hotels/japan/tokyo

フリーアナウンサー/コンサルタント/コーチ/カウンセラー/ライター/インフルエンサー/マ
ナー講師/ファシリテーター/ナビゲーター/アシスタント/ 経営者/外部評価委員/など

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