vol.92　日々の息遣いを感じながら過ごす時間を〜ウェスティン横浜〜

躍起になって自分が何者かを証明するのは面倒で。
そこにいるだけで惹きつけられる存在であれば、
それでいい。

経歴や学歴などは後から知ればいいことで。
興味がなければ、尋ねるまでもなく。

そう思いながらも、その人がどういう経緯を辿って
現在に至るのかを知りたくて。

学歴を知りたい。というよりも、
どのような環境で育ち、何に影響をされて生きてきたのか。
そのことを知りたいと思うのだけれど。

採用面接や、学校の推薦基準を見ていたりすると。
どうしても偏りがあるのは望ましくないようで。

私なんぞは凸凹で生きてきたけれど、
どうやらそのあたりはカモフラージュされるらしく。

得意なことも不得意なこともあるけれど。

これが私だと認識されることで、
人生が良い方へ運ばれていく。

クラスにいる誰かと比べながら勉強したこともなく。
クラスの可愛い女の子に憧れを抱くこともなく。

とにかくマイペースで、
目立つことが恥ずかしいと思うこともなく、
むしろ目立つことを意識することもわからず。

競争心も薄く、とにかく日々が眩いだけで。
生きていることが当たり前で。
死の恐怖にも立たされず。
自分の与えられた環境しか知らず、
狭い世界で生きながらも、外国には行きたいと
漠然と思っていた。

そんな風に振り返りながらも。
10代はよくわからない強さと弱さを持ち合わせ、
20代は何者でもなれるような無謀さがあった。

私は先入観を持たずに、自分の感性を信じている。
また、見聞きしたことは、
だいたい自分にも出来ると思っている。

そういう心のブロックが元々無くて、
理屈じゃない部分で、次元を超えられることは
ごく自然なことだった。

いい意味での常識が身につかないままに。
忖度することもできず、本音と建前の使い分けを学ばず。

強烈なコンプレックスがあったとすれば、
自分には何もない。ということだった。

強烈な欲もなく。
お金に執着する気もなく。
今の幸せに感謝しながら。
普通でいることが一番難しいと知り。

上を見てもキリがなく、
下を見てもキリがない。と言う言葉に。

上も下も見なければ自分の立ち位置がわからないと理解し。
子育てをすることで、自分以外に守りたい存在が出来たことで
私の視野は180度から360度以上に広がった。

高校受験と大学受験を控えた我が子たちが。
人生の岐路に立っている。

偏差値が高いという学校での教育や環境を鑑みて。
本人がどういう意思を持って向かうのかを見ながら。

現代の学校の在り方や進学の仕方を学ぶことが
案外と面白く、うっかり教育ママのような気分になりながら。
知らない世界を知るのはやはり楽しいものだなと、
頼まれてないけれど、いろいろ見聞きしている。

親ができることは、
経済的なサポートと、
生活のリズムを整えて、
心身の健康をケアすること。

「勉強しなさい」
「何時間机に向かってたの？」
「どの教科で点数が取れそう？」

など、直接的なことは一切言わない。

その代わりに、
どういう環境で学びたいか。
何をしていたいのか。
学校までの移動距離は重要か。

など、意識をそちらに向けている。

大学受験の娘の進路で散々悩んでいたら
「なぜ、母がSの進路で悩むの？母が決めることじゃないじゃん。」と
高校受験の息子に言われて気づく。

親のエゴが無意識のうちに発動していたこと。
本人が挑戦したい！というのであれば、応援すること。

そんなシンプルなことに、
いざ我が子のことになると盲目になりかけたのだ。

その言葉は、息子本人の進路に対しても
そうであって然るべきという意味が込められていたことも察知し。

選択肢は与えながらも、
最終的には本人が決めることだと
腹を括れたきっかけだった。

こうして、時折りフレッシュするために。
ホテルステイをして自分を見つめる。

開業1年だというウェスティン横浜は、
私の好きなホテルの一つだった。

第一印象が良いものは、
たいてい信じられる。

自分が反応するような場所は、
自分の生き方や考え方と共鳴するから。

存在そのものが魅力的であれば、
バックグラウンドや誰が手がけたのかは、
知らなくてもいい。

ただ、そこへ赴いたり、
その人と出会ったことで、興味が持てるのだとしたら。
その時に、いつ、どこで、誰が、何をしたのかを知ればいいのだから。

佇まいだけで、惹きつけられる。
それだけで、癒される。

そんな人や場所は、
それだけの叡智やエネルギーが備わっているのだから。
陳腐な言葉を並べるよりも。
まずや体感して、その素晴らしさに浸ればいいのだ。

人には向き不向きがあり。
得意不得意があるのだから。
どれもこれも。
それでいいのだと認められれば、
個の能力は解放され、発揮するのだと。
それを信じながら、子育てをしているし、
コーチングとして、私は人と向き合い続けている。

＜訪問先＞
ウェスティン横浜
https://www.marriott.com/ja/hotels/tyowy-the-westin-yokohama/overview/

＜紹介ポイントを使って無料宿泊しませんか？＞
Marriott Bonvoy AMEXのお友達紹介リンク
https://licolabo.life/travel/bonvoy