vol.85 感動の沸点は低い方が良いに決まっている〜W大阪〜

「生きている中で、今日が一番若いんだから。」
先日、娘に言われて意識してみる。

自分が「若い時はこうだった。」という表現をするようになると思わなかったが、
女子高生の娘を前につい言ってしまった。
実際、年齢だけ見たら中年真っ只中(実感ゼロだけど)なのだから当然といえば当然のこと。

とは言え、加齢は恥ずかしいことでも何でもない。
まぁ、自分の人生を歩んできたことへの経験・知識がないことの未熟さを感じるのは否めないが。

さて、思わぬ拍子で若さに注目する機会を持った。
見た目を気にすることも大切だけれど、それよりも感性が瑞々しかったり、感動することができるかの方が若さを保つ秘訣ではないだろうか。

例えば、
「感動の沸点が低いこと」について。
私はちょっとしたことで、感激するし、映画や本で感涙する。

ちなみに出産をしたことで、余計(過分とも言うが)に涙腺が弱くなったけれど、それとは別としても感動したり、共感することへの感性は心を若く保てるものだと信じている。

昨年末に超能力かマジックか?!で有名な長崎市にある「あんでるせん」という喫茶店を訪れた。
その際、「これまで生きていた中で一番感動した!」レベルで引き込まれ、4時間の長さを立ち見で体験した。

その反応(私の過剰に見えるリアクション/本人は至っていつも通り)を見た周りの人たちにもそれが伝播し、感動が感動を呼び寄せる(と思っている)ことを改めて実感した。

反面、苦しいことや辛いことに関しても同じように感性は刺激されるので、そういうネガティブなものには触れないことにしている。
マイナス要素は、その人を老けさせるばかりか、顔も歪んでいく。
眉間に皺がより、表情は硬くなり、笑わないことで、その人の周りに見えないバリアが張り巡らされる。
感激の涙は、人の顔をふっくらとさせるが、怨念や悲しみの涙は、その人の生気が一緒に流れ出してしまうので、カサカサになっていってしまうのだ。(あぁ、恐ろしい)

人とのコミュニケーションが悪口や噂話ばかりになったりすると、話題が乏しいと判断され、温かな会話を好む人との隔たりはますます広がり、よくないスパイラルに陥るのは言うまでもない。

さておき、感動の沸点が低いということは、何気ない日常を生きているだけでも幸福な気持ちになり、あらゆることに感謝できる。

これは、他者が介在しないもので、自分の内面の喜怒哀楽(感情)に直結した、とてもシンプルで有効な若さを保てる秘訣である。
強いて言うならば、他人軸か自分軸かで内面から滲み出るものが違うのだ。

感動を強いられると人は興醒めしてしまうが、そうとわかっていても感情を動かしたり揺さぶられたりするのは、人間らしさや人間臭さにもつながるので、捻くれてそういうことに触れないように避けてしまうのも勿体無い。
AIのような正確性も必要だけれど、感情の相違があるからこそ、人は人と関わっていく。
お金があれば幸せなのではなく、お金を有効に使いながら幸せな時間を体感できることが必要なのだ。

と、前置きが少々長くなったところで、今回訪れたW大阪が非常によかった。(唐突だけど)
スィートナイトアワードの利用で、マーベラススィートにアップグレードしてもらった部屋がとても広くて開放感たっぷり。(80㎡)

眼下に見える御堂筋通りのイルミネーション。
部屋にあるミニバーのプライベート感。
こういうラグジュアリーなホテルで過ごす時間を贅沢に感じられること。
(ここ重要!)
この贅沢に感じられる。ということが大事で、ラグジュアリーな空間で過ごすことに癒しや潤いを感じられなくなったら、別の何かの部分を満たす必要があるかもしれない。

なんだか、こうして説教臭くなるのも40代半ば(いよいよアラフィフという表現になるけれど)の中年感を否定できないが、とにかく「もう〇〇歳なんだから」ということで、いろいろとチャレンジすることを諦めたり、何かをスタートしようとすることはナンセンスなのだ。

昨年、94歳で他界した祖母は、いつも目をキラキラさせて新しいことを聞いてきた。
聡明な人で、何でもできる人だったように思う。
そんな祖母はいつも好奇心を携えて、人と関わる人だった。

私の父は、ステージ4の癌から復活しアメリカと日本を行き来しているようなライフスタイルを送っている。現在、73歳。
今回は、2ヶ月のステイだというけれど、その妻である私の母は、寂しいなどと一言も聞いたことはない。
幾つになっても若さを保つことの一つに、干渉しすぎず、お互いの好きなことを伸び伸びとさせ、帰る場所があるということではないだろうか。

これは、子育て同様である。
我が子を信頼し、好きなことへ没頭することを見守り、応援し、帰ってくる基地としての家庭の基盤があるからこそ、年齢に関係なくチャレンジし、人生を明るくしていくのだろう。

なんだか、今回のリコ旅は散文になってしまったけれど。
とにかく、定期的に旅に出ることで日常から非日常を行き来することが私にとってライフワークの一つであるということを再認識する時間だったことを記録として残しておくためのものとして許して欲しい。

=訪問先=
W大阪
https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/osaow-w-osaka/

NORTHSHORE ITAMI(大阪国際空港)
https://northshore.jp

せんびる(船場センタービル)
https://www.semba-center.com

KARE
https://kare.co.jp

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