vol.26 房総半島・鴨川のゆるり旅~房総半島の睦月に足跡を残して~

子育てをしながら、自分の生きてきた時間と向き合う。

それは、決して容易(たやす)いものではなく。
我が子の将来をひたすらに考える時間と、楽観視するアンバランスさ。

だからこそ、不完全な親であるという自覚と共に、覚悟と責任を感じずにはいられないのだった。

信州の自然に囲まれて育った私と、大都会の真ん中での生活。

異なる性質のものであるけれど。できる事なら多くのことを一緒にしておきたいと願いながら。

また、母である私の生き方をどう感じるかは本人達次第だけれど。

自分が経験させてもらったこと。体験してきたこと。教えてもらってきたこと。日々の会話で、食事で、様々なシーンで。

 
「親に恩返しなんてしなくていいから、自分がしてもらったことを自分の子にしてやれ。」というのが父の言葉だった。
 

好奇心と経済的なものと。
両方に支えられて、私達は育ててもらった。

同じことをすると言っても、同じ体験をなぞらせることではなく。

親としての責任を果たし、やれることをやってやれ。という意味だと分かっていても。
 

葛藤しない訳にはいかないのだ。
 
 

中学受験を控えた娘は、反抗期もうっすらと重なる。
親は我が子にとっての友達になる必要はなく、将来自立して自分の意思で判断出来るように育てる役割があるだけだ。

小学校6年生の頃。

将来のことなど、イメージ出来ただろうか。
周りの人と違う学校に行きたいという、純粋な好奇心だけで受験することを咎められるはずもない。
 

4年生の頃から学習塾に通わせたのは、中学受験のためではなく。

受験をすると決めたのは6年生になってからだった。
 

そもそもスタートが遅く。

また、そこまで熱心でもなかったのに。

第一志望の学校を決めて。

それ以外は受けないという約束をしていたけれど。
 

いくつかの中学校の説明会に足を運び。納得しているはずだったのに。
 
 

いよいよ本番試験の一週間前を迎えて。
 

様々な葛藤を抱えながら、中学受験を控えた子供の母親としてジタバタしている自分を俯瞰しながら。
 

どことなく憂いを帯びたように感じる冬の海を眺めて。

海岸を歩きながら、波にさらわれてしまいそうになる心を必死に隠していた。

我が子の進路に真剣に向き合いながらも。

人生というものは、喜怒哀楽のエッセンスがあるからこそ深みを増し、味わい深いものになるのだと理解しつつ。
 

良い報せになることを願いながら。

やはりこうして日常を重ねていくしか術はないのだと、自分に言い聞かせる。
 

対峙する海の底知れぬ怖さは、未知なるものへの不安な私の心で。

自分の無力さに打ちひしがれると同時に、非力ながらも最後まで応援することも、しんどい時間だということを思い知るのだ。
 
 
 
 
 
<訪問先>

鴨川館 別邸 ラ・松廬
http://www.la-shoro.jp

鴨川グランドホテル「THE GUNJO RESTAURANT」
http://www.kgh.ne.jp/04/cuisine/food02.html

海里食堂 FUSABUSA
http://fusabusa.jp

鴨川シーワールド
http://www.kamogawa-seaworld.jp

つ印 くじら屋
http://www.tsu-kujiraya.com

道の駅 鴨川オーシャンパーク
https://www.michi-no-eki.jp/stations/view/345

道の駅 和田浦 WA・O!
https://www.michi-no-eki.jp/stations/view/363

波の音と潮風の大田和牧場
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