vol.14 新緑の季節に迎えられ 〜神戸北野ホテル〜

巡る季節。
凍てつく季節を乗り越えて、薫風の中を旅する開放感。
世界一の朝食を求めて。
私は、神戸北野ホテルを訪れた。

王様のおやつとか、ニューヨークの女王の朝食とか、日本一の朝食だとか、色々あるけれど。
ぐだぐだ言ったところで、それを食べた人しか語れないのだ。
ただ、「世界一の朝食って何が世界一なの?」と穿ってしまうのは、きっと私だけじゃないはず。

そんな、捻くれ根性で迎えた朝。

そこには、彩り溢れるプレートが「美味しくないワケがないわ。」というような並べられ方で運ばれて来た。
飲むサラダ・フルーツ・プルーン・タピオカ・ゆで卵・豊富なパンの種類・コンフィチュールの種類の多さにも。
(・・・このボリュームを食べるのはちょっと。)と、嬉しいながらも、かなりの量に戸惑う瞬間。
「パンはお持ち帰り用に袋を用意しております。」とスタッフの声掛けが。
そうそう、そういう心遣いが好きなのよ。と世界一の朝食を堪能したのだった。

旅というのは、非日常を体験しながら新しい価値観や過去の経験をなぞり、自分を形成するために不可欠な要素。
私にとって、その自分だけに使う時間の贅沢さは代替するものが見当たらない。
それ程までに、旅は私を魅了し突き動かす。

私のことを知らない街。
その開放感は、時に大胆な自分を浮き彫りにする。

毎月の旅は日常へと変化し、
今では行かないことに違和感を覚える。

日本全国、もしくは世界中のものが手に入る今。
お土産なんてわざわざ買わなくたっていいじゃない。と思っていた頃。

今は、はっきりと。
その場所で購入してきたものを、運んで持ち帰ることの大切さを思う。
お土産を渡す人の顔を思い浮かべて。
その土地の空気感を一緒に持ち帰る。

旅の醍醐味。
多様な価値観に触れ、そこに住む人達の息づかいを感じる。
移り行く季節。背景にある歴史と文化。
そして、自分という存在を色濃くする時間。

柵(しがらみ)を落とし、自分の芯が作られる。

「経験は誰にも奪われない財産。」
あらゆる意味が込められた、大切な言葉。


<岡山県>
うじょう亭
https://tabelog.com/okayama/A3301/A330101/33001167/

ホテル リマーニ (ラウンジ&バー) 岡山県牛窓
http://www.limani.jp

割烹ままかり
http://mamakari.com

<兵庫県>
神戸北野ホテル (神戸市)
http://www.kobe-kitanohotel.co.jp

ビフテキのカワムラ 三宮本店
https://www.bifteck.co.jp

北野天満宮
神戸北野(異人館)エリア
神戸ポートタワー
神戸南京町(チャイナタウン)
神戸元町エリア