月島は用意周到だった。
ANAの株主優待券を金券ショップで事前に入手。
より効率よく貯めるポイントを心得ているようだった。
そう言って、月島(私をSFC修行に巻き込んだ張本人)は、飄々と私を諭す。
zoomの画面共有をしながら、まずは羽田⇆那覇の2往復を1日でするという。
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同じフライトでも値段が違う
そもそも私は、自分でフライトチケットを購入することに慣れていなかった。
株主優待券が、金券ショップで1000円前後で販売していることすら知らなかった。
さらに言うと、ウェブサイトでも購入できるとのこと。情弱とはよく言ったもので、まさに時代に取り残されているかの如く、この時代にキャッチアップしてない事実を直視せざるを得ない。
さて、同じ路線の航空券にこれほどの差額があることに疑問を抱きながらも、これがステイタスの違いなのか。と、うっすら理解する。
株主にならなくても(なり方も分からないけど)、チケット購入で優待を受けられるなら、それに越したコトはないだろう。
そして、月島は巧妙にマイルとプレミアポイントの計算をしていた。効率よく貯めるために「最初の片道は株主優待券を使います。」と説明。
はいはい。あなたの言う通りにしますよ。という腹を決めたので。
私は理解することよりも、実践しながら学ぶタイプ。
そうしないと、いつまでたっても実行に移せないのだから、まずは素直に言われた通りに、サイトを開き指示に従う。
予約サイトのページを見ると、実に分かりやすい表になっている。
しかし、よく見ても意味が分からぬ。
一番左のPremium Class が一番高い。
そして表の左に行けば安くなっていくわけでもなく、よく見れば夕方の時間が1万円を切っていたり、株主優待券がお得だとか、いろいろなことが読み取れる。
月島曰く「株主優待券は往復で利用するのもいいけれど、割高になる場合もあるので要注意」とのこと。
ふむふむ。
往復で取得するのが楽だと思っていたけれど、往路、復路と別々に購入して支払うことで、価格を抑えるという技なのね。
まだ、なんだかよく分からないけれどそういうマトリックスらしいので、言う通りに取得した。
1日に羽田⇆那覇を二往復は可能か?
もはや、正気の沙汰ではない。
今までの私だったら、絶対にやらない。
それなのに、ものすごくワクワクしている自分がいた。
やはり日常に刺激が足りないからだろうか。
コロナの影響で海外旅行にも行けず、国内旅行も控えている中、こういう遊び方があるのだということを知り、世の中の仕組みや裏技に触れて、ちょっと気分がいい。
そして、何よりサポートがあるのが嬉しい。
そう言えば、ここの読者に対して月島が分かりやすく取得する方法を解説する資料をプレゼントするようなことを言っていた。
こういうタイプは、自分の知識が世の中の役に立つということに対して、労力を惜しまずに取り組めるから尊敬する。
さて、1日に二往復のスケジュールがこちら。
一往復目
- 往路 東京(羽田)08:30 → 沖縄(那覇) 11:20
- 復路 沖縄(那覇)12:15 → 東京(羽田) 14:45
二往復目
- 往路 東京(羽田)15:40 → 沖縄(那覇)18:20
- 復路 沖縄(那覇)20:35 → 東京(羽田)23:00
このタイムトライアルのようなスケジュール。
スマホにアプリを入れて、より便利に管理できるのでおすすめ。
(https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/promo/app-service/)
空港に到着して、次の出発時刻までのインターバルが1時間前後。
飛行機はあくまで予定であり、機材トラブルや天候によってフライトの遅延がザラにある。というか、それが当たり前の乗り物であることを忘れないで欲しい。
というか、そういう心配を「いざ予約する」という時に及んで、
と慎重になる月島。
と咎めながら、なるようにしかならないからね、とウェブで予約。
ちなみに月島は無類の旅好きで、常に日本中のどこかで仕事をしている。
SPGカード(確か上位のステータス)や、ヒルトンオーナーズカードもダイヤモンド会員とのこと。
私に教えることなど苦でもなく、むしろ修行に付き合うのには恰好の暇人のように見えたのだろうか。
ちょうど経費使わなくちゃいけないし、コロナ渦で仕事もリモートでどこでも出来るというタイミングがベストの今。
旅先でのステイも楽しみながら、いつもと違う景色を眺めながら。
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