vol.57 圧縮された時間を駆け抜けて〜パークホテル東京編〜

大きなうねりに飲み込まれた2020年を振り返る。
時代が変化した月日を生きるということを。
私たちはどのように捉えているのだろうか。

それぞれの価値観が崩壊したり、再生したり、模索される中で。
多くの人たちのライフスタイルが様変わりした。

私も例外なくその一人で。
政府のことや世の中の仕組みについて、思いも寄らず学ぶことになる。

5年前に設立した私の法人もコロナの影響を受けて。
これまで当たり前のように開催されていたイベントや式典などは、尽(ことごと)く中止になった。
それを受けて、あらゆるものがオンライン化に転じて、私はある意味、一命を取り留めた。
オンラインでのセミナー、イベント、司会のオファーを受けて。
半年で1000人以上の人たちと画面越しに言葉を交わす。
視聴者を合わせたら、その倍以上だろう。
凝縮した時間を駆け抜けて、私たちは変化することを否応なしに受け入れるしかなかった。

これまでテレビ・ラジオの世界で生きていたけれど。
SNSやYouTube、zoomを駆使して世界中に届いている実感をしたのは、私だけではないと思う。

未来が見えないけれど、動くしかなかった。
信頼を寄せる人たちの言葉を信じて、私は初めてのことを繰り返した。
苦手な書類作成に幾度となく向き合い、提出したりして。
会社の売り上げ、利益、借金、資本金など、あまり知られたくない腹の中を見せて。

事実なのだから飾っても仕方ないし、言い訳などする必要もなかったので。
手続きに必要な書類を揃えるべく、法務局や税務署に足を運びながら。
わからないことを都度教えてもらい、アドバイスを受け、前に進んだ。

そうするしかなくて。
仕事が立ち消えたかのような時期に。
できることをしておこうと。
あらゆることにチャレンジをした。

それは、私にとって初めてのことばかりで。
必要な経験だったかどうかは不明だけれど、常に決断することの重要性を肌で感じた。

自分で決めたこと。
誰の責任にもできないこと。
覚悟を決めること。
やると言ったこと。

知っていることと、できることと、経験したことは全く違う質のもので。

私は経験を重ねて。
また一つ、自分の芯が色濃く詰まったような気がする。

刻まれた覚悟や経験は、私の糧となる。
人を巻き込んで仕事をする。
依頼をして、成果物を受け取る。
その繰り返しの中で、信頼関係や信用が生まれる。

人は極限に達しなくても、その人間性は見え隠れするものだけれど。
いざ、その状況にならないと知り得ない顔に出会(でくわ)す。

そして、自分自身のことにも気づく。

どうしたいのか。
相手に何を求めているのか。
自分はどう在りたいのか。
何をしたいのか。

寂しさや心細さは、依存では補えない。
自分の足で立つことをして。
自分の意思で選択して。
誰かに優しくしてもらえないと嘆いたところで。
状況は変わらない。

自分が選択すること。
断ち切ること。
決断することでしか、変化しない。

時期を見誤らずに。
流れる時と、自分の内面と対話しながら。

私は一歩踏み出して。
この1年は、幾重もの皮を剥いだ。
そうして甘えていた自分を脱ぎ捨てて。

また一つ、覚悟という名の自我を携えて。
自分の発した言葉に責任を持つ。

そうして、七変化する自分の姿に。
あぁ、今日も私らしく生きられたと確認をして。

迫るアートの部屋で息を整えた。

ただいま。
ようやく休めるね。
ようやく止まれたね。
ようやく向き合えたね。

そんな言葉を紡いで。
自分に労いの時間を持ち。
誰にも触れないように。
触れさせないように。

そっと、抽斗(ひきだし)に入れるように。
大切なものは、自分で守りながら。
壊れやすい自分を仕舞い込む。

大丈夫。
私はここにいる。
まだ自分の意思で、決められる。
流されることも、それでいい。
そうしたいと決めることだから。

年の瀬に。
この一年を振り返る。

迎える2021年を。
私は、より私らしく生きるために。

<訪問先>
パークホテル東京 (アーティストルーム)
https://parkhoteltokyo.com/ja/

タン サンクチュアリー(スパ)パークホテル東京 施設
https://parkhoteltokyo.com/ja/service/thann-sanctuary/

Fish Bank TOKYO
https://fish-bank-tokyo.jp

ワンランクアップの旅を
リーズナブルに楽しみたい方へ!


日本全国&世界のラグジュアリーホテルに
無料宿泊できるお得情報をお届けしています。

詳しい情報はこちらのURLでCHECK してくださいね✈️

\\Serendipity Travel//