里山十帖 〜雪絶景に抱かれて〜

早朝発の上越新幹線。
幾度目かのこの旅の始まりを、いつになく忙(せわ)しない空気を孕む東京駅から出発した。

するりとシートにもたれ掛かり、車窓を眺める。
長いトンネルを抜けると、そこには銀世界が広がっていた。

行き先の天気など全然想像していなかっただけに、
突然「旅」のスイッチに切り替わる。

凍える空気を吸い込むと、身体の中から生温(なまぬる)い息が吐き出される。
東京から運んできてしまった空気を、
越後湯沢の駅が何事もなかったかのように包み込んでくれた。

ハラハラと落ちる雪に、故郷の景色を重ねる。
安心感を覚えるのは、生まれ育った環境がそうさせるのだろう。

大地の芸術祭の里として、各所に芸術作品が建築物や作品が点在していた。
広大な自然の中に佇む作品の数々はそれだけで際立ち、感性を刺激する。

駅に降りてからずっと、大粒の雪が歓迎してくれていた。
1時間の積雪が数センチ程になると、たやすく予想される降り方だった。

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ベトナムのホーチミン市(半日滞在)

ある意味、弾丸トラベルだった。
カンボジアのアンコール・ワットの日の出を拝んだ同じ日の夜に、
ベトナムのホーチミンに飛んでいたのだから。

2017-02-01

夜中に迎えに来てくれた現地のガイドくん。
まるで敵視するかのように、隣国カンボジアを見下す発言を繰り返していた。
ホーチミンが10なら、プノンペン(カンボジアの首都)は、3。
食事は美味しくないし、物価も全然違うと。

あらあら。
そうなのね。

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世界遺産 アンコール・ワットへの軌跡 

学生時代、卒業旅行で訪れるはずだった。
その頃から、ずっとずっとずっと。

ようやく20年の歳月を経て、実現した旅。

2017-01-01

日の出を拝むべく、朝の5時にホテルを出発。
途中、雨に見舞われながら。

駐車場から徒歩で、暗闇の道を進む。
アンコール・ワット遺跡が徐々に姿を表す。

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