vol.29 歴史と自然の前に立ち尽くして〜鬼怒川金谷ホテル編〜

長かった冬に終わりを告げて。
春の装いで向かったのは日光東照宮だった。
そこは外国人の姿ばかりで、日本人の観光客の少なさに驚きながらも、世界遺
産の地としては珍しくもなんともない光景なのだと思い直す。

20年くらい前から外国を訪れては思っていた。
なぜ、日本は街中に外国語の案内表示や両替所ないのだろうと。
そもそも私が見落としていたのだろうかと思いながら。

インバウンドという言葉が一般化されて。
ようやく当時の違和感が解消されてきたような気がする。

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vol.28 そして、旅は日常になる 〜リバーリトリート雅樂倶 富山編〜

娘が小学校を卒業した。
こうして我が子は成長し、自分の人生を歩むことになるのだけれど。

親になってから得る初めての感情が渦巻くことで、
私の中での変化を感じる。

最初の子は、親の立場として初めて尽くしで。
戸惑いや喜びを感じながら、自分の生き方を振り返る。
確固たる信念を持ち、この子たちへ何を残せるのか。

そんなことを考えながら。

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vol.27 浜名湖とホテル九重で過ごした休日に想う

目の前の富士山を眺めて。
既視感を覚えるのは、幼少期の経験から。
信州に住んでいたけれど、県内のことをそれほど知らずに育った。

父親の運転する車で、私達は週末毎に遠方へ連れて行かれた。
車酔いをする私にとって苦行でしかなかったけれど、行かないという選択肢はなかった。
それ程までに父は絶対的な存在で、異論など唱えられるわけもなく、また子供というものは親の言うことに従うものだと思っていたけれど。
我が子(息子)の主張を見ると、時代の変化や個のあり方を考えさせられるのだった。

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