過ぎ行く夏を追いかけるように。
私は旅に出た。
毎月、決め事となった私の旅を。
中二の娘は楽しそうに見送る。
高校受験を意識するようになり。
志望校の話を聞くと。
「あのね、寮のある高校に行きたいの。」
そう言って、目をキラキラさせて語り始めた。
新宿に住み、中学生のうちからディズニーランドに友人と行く環境で。
国内の移動は一人でも行けるように育ててきた。
「分からなかったら、ちゃんと周りの人に聞いているから大丈夫。」
「ママがいない方が気楽でいいもん。」
強気ではなく、本心で言う姿に。
なんなら留学でもすればいいじゃない。
そう伝えると。
「それはちょっとね、やめておく。まだ日本に居たいから。」と、
どうやら行きたい学校があるらしい。
今の中学を選択した時もそうだった。
誰も知らないところに行きたいという本人の意思で。
転校生のような気分で入学し、新鮮な学校生活を迎えながら。
彼女にとって、それが良かったと本当に思っている。
潜在的に持っていたリーダーシップを発揮して、
部長や生徒会での活動に参加する姿を見守りながら。
「まぁ、高校から寮に行く子はそんなに多くはないわね。」
「え、そうなの?」
「そうだと思うよ。家から通える都立の高校とかだったら楽でいいけどねー。」
「もう家から通うのは無理。寮生活したい。ねぇ、ママ寂しいの?」
「全然。むしろ行った方がいいと思ってるから大丈夫。」
(どうして寂しくないのか分かる?)という言葉を飲み込んで。
どこに住んでいようとも。ママはあなたの味方でいるのだから。
しっかりと自己肯定感を育めてきたのね。と私は一人ほくそ笑む。
帰ってくる場所があるのだから。
安心して行ってらっしゃい。
むしろ、受験勉強している姿をママに見せてちょうだい。と願いながら。
実家の母に、この話をしたところ。
「あなたね、自分がアメリカに留学する前のこと覚えてる?」
「え、何?」
「交換留学が決まった時ね、『ねぇ、お母さん。周りが外国人ばっかりだなんて、すっごく楽しそうじゃない?早く行きたい♪』って言ったのよ。あぁ、この子は全然、怖いとか寂しいなんて思わないんだな。って実感したのよ。」
全く覚えていなかったけれど、私らしい。
そういう性格だったということと、そういう環境に育ったというのは大きいのではないだろうか。
弟もそうだった。
高校から実家の長野を飛び出して、東京で下宿をしながら。
3年間を過ごしていた。
そして、私の娘の話をすると「すげーその気持ち分かる。」と驚かずに言った。
それぞれにタイミングがあると思うけれど。
早ければいいとか、遅ければいいという問題ではなく。
その子のタイミングだろう。
娘はそういう性格であったこと。
息子は、違う個性があること。
比べるのではなく。
一律ではなく。
我が子だとしても。
個性がそれぞれ違うのだから。
親の思う通りになんてならない。
期待することはもちろんあるけれど。
その通りにならないとしても、それでいい。
のびのびと育てることとは。
やはり我が子の力を信じることだろう。
私が見ることのなかった世界をたくさん見て来て欲しい。
そうして、私に教えてくれたら。
そんなワクワクすることはないだろう。
とはいえ。
私もまだまだこれから。
たくさんの人と出会い、新しい場所へ訪れたいと思っている。
経験とは、誰にも奪われない自分だけの財産なのだから。
そうして生き生きとした自分の人生を歩めるように。
初めて訪れる奥入瀬渓流の美しさに心を奪われながら。
自分の時間を持つことで。
私は蘇生を繰り返し、自然への畏怖を再認識する。
未来に思いを馳せて。
私はわたしができることを全うし。
今日も牛歩ながらも、自分のやりたい世界観を構築し続けるだろう。
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