思ったことを口にしてしまう。 多分、そのまま。 ストレートな物言いだけれど。 駆け引きが出来ない。 「一番、タチの悪いタイプだね。」と。 面白そうにその人は言ったけれど。 そういう風にしか出来ないのだから。 自分でも仕方…

常識なんて、それぞれ違う。 それでも、守るべきことはある。 「面接前にちょっとアドバイスをもらえるかな。」 そう言って、連絡をしてくれた。 ニューヨークでの面接だという。 ほーほー。 そうですか。 ワタクシ、お役に立てる…

中学受験を控えた娘の母親として。 自分のことが、まるで一般的な母親のようだと驚く。 塾のお弁当を作り。 遅い帰宅を心配し。 プリントが散乱する部屋に嘆きながら。 娘には娘の人生がある。 だからこそ、母親は応援することしか…

８席のカウンターで。 以前お邪魔したチウネのお父様のお店。 最初の一口の、頬張る食べ方に。 （食事って、こうやって食べるんですよ。）というメッセージを勝手に受け取る。 高級食材のオンパレードに。 もっと丁寧に食べなくてい…

足つぼマッサーじを終えて。 飲茶が食べたかっただけなのに。 ディナータイムは、やってないという。 ふむ。 では、カエルでも食べますか。 読めないメニューを眺めながら、疲れた頭を稼働させる。 投げるように並べる食器の音に振…

初めての香港。 弾丸旅行だった。 オクトパスカードを駆使して、バス・鉄道を利用しながら。 ひーひーになって辿り着いたホテルで聞いた現地の食堂。 隣の大家族のテーブルでは、顔色の悪いオジさんが怒鳴ってるし。 店員さんは、奥…

「オススメは何ですか？」 そう聞きながら、別のものをオーダーする。 これはこれで、コミュニケーション。 何か会話をすることで、接客のされ方が変わる。 相手がどんな反応をするのか。 いつも実験。 ときどき、自己分析もしなが…

東京に住んでいても。 世間は狭い部分を感じる。 地元のつながりの濃さに、どこへ行っても知り合いにつながる環境から。 東京の混沌とした広くて深い世界で、自分のしがらみから自由になった。 ・・・ような気がしていた。 自分の力…

人生は選択の連続。 「行くか、行かないか。」 「やるか、やらないか。」 「食べるか、食べないか。」 「味わうか、味わわないか。」 タイミングを掴むか、掴まないか。 選ぶのは自分。 選ばれるのも自分次第。 「中国料理」カリ…

何かしたい。 という衝動は、誰かに止められるものではなく。 好きなものに囲まれて生きたいという欲求を。 いつしか折り合いを付けながら生きるようになっていた。 本当は、もっともっと。 広い世界を見たくて。 ガチリと音を立て…