どうしても。繰り返してしまうその流れに。相性というのは、そういうものなのだろうと振り返る。 冷静になって。一人になって。考えると。とても軽率で。浅はかなのだけれど。 きっと私はそれに安心して。同じことを確認する作業なのだ…
月: 2019年6月 (page 2)
THE SHINRA – 森羅(ディナー編)
叔父の訃報が届いたのは、朝早くだった。神戸のおじさんは、一本気のあるカッコいい人だった。人情があって、低い声でわたしの名前を呼んでくれていたことを思い出す。 ボスザルのような風貌で、曲がったことをしたら叱られそうな雰囲気…
THE SHINRA – 森羅(ウェルカム編)
まるで何事もなかったかのように。わたしはそこに存在していた。 刹那的な過ごし方は、無駄なように思えるけれど。年齢を重ねるほどに。それすら難しくなてくるのだから。 無為に重ねる時間の罪を。誰かを責めてしまいたい気持ちになり…
館山なぎさ食堂
館山のエリアでおしゃれカフェと言えば。ここのお店がヒットした。 たっぷりの海鮮が乗った丼や、テラスからの景色の良さに。ランチタイムのピークを過ぎての来店だったけれど。のんびりするには、十分な時間を過ごす。 同じ事象でも。…
Ocean Gate 103
海風とは、いつもこんなに強いのだろうかと思いながら。まるで台風のような風力に驚きながら向かった旅の途中。今月オープンしたばかりのお店に立ち寄った。 イカリングがたっぷりと乗せられたサラダを頬張りながら。海の幸の食べ方を考…
ランデブーラウンジ・バー
本当はそんなに単純ではないということを知ってはいても。心の機微など、伝わるなんて期待を抱くことの方が間違っているのかも知れない。 鉛のような感情を抱えながら。どう言葉にして伝えたらいいのかを測りかねて。そのように説明して…
LE VIN 2 DEUX
たとえ君が、そんなつもりはなかったとしても。僕が受けた衝撃は、君には理解できないだろう。 言わずにして伝わる気持ちなど。本当にあるのだろうか。思い込みの恐ろしさを。君は知っているのだろうか。 そうして人は誰かを傷つけなが…
新宿 伊勢丹 西櫻亭
予定通りに行かないこともある。それはよく理解している。 「ただいま、カオリコ様のご立腹でござりまする。」そんな風に。茶化してしまいたいけれど。 そんな簡単に機嫌が直るはずもなく。一通りの言い訳を聴こうじゃないかと。腕も脚…