vol.37 内省の森を訪れて〜ブックホテル「箱根本箱」編〜
「ねぇねぇ。自遊人がプロデュースした新しいホテルが箱根に出来たんだって。」 「は?」 「ほら。あの里山十帖のだよ。」 「へー。」 そうだった。 こういう会話は興味のある人とでないと成立しないのだという…
「ねぇねぇ。自遊人がプロデュースした新しいホテルが箱根に出来たんだって。」 「は?」 「ほら。あの里山十帖のだよ。」 「へー。」 そうだった。 こういう会話は興味のある人とでないと成立しないのだという…
この夏も酷暑だ。 日焼けした私の肌は、いつも小麦色で。 毎年のように、どこへ行って来たのかと尋ねられる。 いいえ、今年は海外じゃないんです。 そんな会話も挨拶のように、気に留めないけれど。 美白に興味…
新緑から深緑へと移る皐月のひと月の間。 一年で一番好きな季節。 私が生まれ直す日。