vol.64 決別から新生を迎える日〜ヒルトン沖縄瀬底リゾート編〜

エメラルドブルーの海を、飛行機の窓から見下ろしながら。
まるで傷心旅行のように見えるのだろうかと想像してしまった。
一切の事はどうでもよかったのに、そんな風に思える自分の思考が可笑しかった。

グレースインターコンチネンタルの新しいニットワンピースを着て。
これまでの自分とは違うのだと言い聞かせて。

少しは妖艶さを身につけていてもいいじゃない、と。
誰にする必要もない言い訳を考えながら。

この日。
沖縄にひとりで向かっていることへの、違和感と高揚感。
誕生日はいつも特別で節目の日。

1年1年の積み重ねだと言うけれど、
その過ぎゆく早さに、いつも追いつけないでいる。

私は好奇心という理由を最大の武器にして、
いつも疾走しているかのようだ。

40歳になった時。
それまでとは違う何かが動き出した。
ステージをシフトして、期待に胸を踊らせながら。

それから5年の年月が流れて。
また転機が訪れていた。

取り巻く環境の変化に。
戸惑わない人など、いないのではないか。
ワクワクすることも、ドキドキすることも。
同じ緊張だということを、忘れてはいけない。

ひとりで生きていくと言うことは、どういうことだろうか。

私に、そんなことが出来るはずもなく。
誰かに支えられて、助けられながら生きている。

その自覚があるからこそ。
関わる全ての人に感謝しながら、離れていくことも厭わない。

そうしながら、
その時の精一杯を生き抜いていることを再確認する。

45歳の誕生日に。
初めて自分のためにジュエリーリングのプレゼントを買った。
ネットで調べて調べて納得してからオーダーしたそのリングは、
オリーブの葉がデザインのエタニティリング。

ノーブルな佇まいに一目惚れした私は、
薬指にしようとしていたサイズを間違えて、中指にフィットしながらも。
こういうところも私らしいと、このまま直さずに手元に置く事にした。

那覇空港に降り立った私を、沖縄の気候が出迎えてくれて。
5月下旬の東京とは明らかに違う空気感。

同じ日本とは言えども、その景色も人も違って。
滞在するホテルに向かいながら、私は終始ご機嫌だった。

あれは、柵(しがらみ)だったのだろうか。
それとも、枷(かせ)だったのだろうか。

目に見えない檻だったのか、鳥籠だったのか。
そのどれでもであり、どれでもないのだろうけれど。

私は飛べない鳥になっていなかったのだろうかと振り返る。
大空を旋回する翼は、畳まれたままになり。
羽ばたかせ方を忘れていたように思う。

瀬底の砂浜で裸足になり、海辺を歩きながら。
足の裏から、全身を駆けて浄化されていくのが分かった。

同じ場所にずっと居られることの幸せもあるけれど。

冒険したい気持ちを忘れてしまった私に、
何の魅力が残っていたのだろうかと疑問が残る。

私がわたしで在るために。
都度、脱皮する。

元になど、戻れないのだから。
より美しく、毅然と年齢を重ねてゆくために。

今、どのような選択をすることが大切なのかを、
いつも自問し、決断していくことしかできないのだ。

ヒルトン沖縄瀬底リゾート
https://hiltonhotels.jp/hotel/okinawa/hilton-okinawa-sesoko-resort

ジャッキーステーキハウス
https://www.steak.co.jp

瀬底ビーチ
https://www.sesokobeach.jp

ピザ喫茶 花人逢
http://kajinhou.com

空港食堂 (那覇空港内)
https://www.kukousyokudou.com

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