大学生の頃。 アメリカ一人旅を思い出す。 シカゴのユースホステル。 雷雨でフライトが延期されたこと。 夜中になりすぎて、到達出来ないのではないかと不安になったこと。 電話でホテルに電話して、英語で必死に喋ったこと。 記憶…

どこのバーも。 夜景が素敵で、雰囲気が良くて・・・。 違いは明確なようで、曖昧だったりして。 そこに行く意味を持たせたいと思うのだった。 ここでしか食べられない何か。 ここでしか味わえない空気感。 ここでしか会えない誰か…

久しぶりの焼肉。 １０枚の和牛を食べきれず。 アラフォーの身体を感じる。 そろそろ卒業なのかしら。 「あのね。ここね。コースしかないんだよ。」　 「わー、すごい美味しい！！」 隣に座る女の子二人と、男性の会話。 女子大生…

あのね、あのね。 この話と、あの話と、その話と。 メモしてくればよかった。 報告することがありあすぎて。 相談することが沢山あって。 どんなにSNSで会っているような気がしても。 やっぱり実際に会うことの需要性は変わらな…

あるオーディションを受けた時。 お弁当を食べた後、コメントを求められた。 緊張感いっぱいの中で食べたから。 味なんて全然しなかった。 何を食べてたのかも、直前のことなのに思い出せなくて。 いつ、どこで、誰と、何を。 どう…

「秘すれば花」 「このことは、墓場まで」 なんでもかんでも、言えばいいというものではなく。 言ったところで真意が伝わるとも限らないのだから。 抱えきれない程のものであればあるほど。 その重さから逃れたくなるのだろうけれど…

五感で記憶する。 景色・音・匂い・温度・味。 その匂いを嗅いだ瞬間に広がる記憶の景色。 その光景を見た時に思い出す会話の数々。 過去の記憶に邪魔されることもあれば。 その記憶を思い出すことで自分の現在を思い知ることもある…

カウンター越しに。 シェフとゲストとのコミュニケーション。 食事とワインのペアリングに。 素材の良さを堪能しながら、新しい刺激に気持ちが踊る。 常識とは。 ルールとは。 日常とは。 目の前を横切る「Lucky」をキャッチ…

たまたま通りかかった。 突然立ち止まって「雪ノ下！」と。 一時期、パンケーキにハマりまくった頃。 ここまで来なかったことが心残りだっただけに。 パンケーキ。 というより、ふんわりとした焼きたてのカステラのようだった。 雪…

「君、バカラ好きだったよね。」 そう言って連れて行ってもらったのは、 そのまま「バカラのバー」。 社会見学のように。 そこに居る人達を観察しながら。 「前のカップルは付き合い立てみたいだね。」 「そうですねー。ぎこちない…