Enoteca NORIO

日々の繰り返しの中で。
普遍などということはないのだけれど。
「常識という枠の中にはまるな」という父の言葉を思いだす。

そうだった。
私はそうやって育てられたのだ。
規格外でいいと言われているのに。
まだその枠の外には行けないみたいだ。

まだまだツマラナイ女なんだと思う。
どうしようもなく。
飛び越えていきたいのに。

見えない枷が私をつなぐ。
まだ飛び立てないのだろうか。
どこへ向かえばいいのだろうか。
そんなどうしようもないことを考える暇があるのだから。

潔く。
カッコイイ女になりたいと思いながら。
どうしようもならない私も住んでいて。
時々たまらなく愚かな女だと自覚する。

そうやって。
常に葛藤を抱きながらも。

行き着く先には、
笑っている私が核として存在している。

そうそうそうだった。
時々確認作業をしないとね。
無謀に走っていたら、立ち位置を見失うから。
私はこのくらいの方がいい。

そうやって、グリグリと内側から自分の枠を押し広げて。
時々、旋回しながら。
バサバサと翼を広げて飛び立ちながら。

まだ見ぬ世界を求めることをやめることができない。


エノテカリーオ (東京ステーションホテル)
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