紡ぎ出す言葉に。 その人から生まれる作品の奥には。 どのような想いが込められているのだろうか。 そこにその言葉を置いた意味を。 行間を読みながら。 自分の経験を重ねて。 その人の物語が完成する。 作品の成り立ちの奥には。…
カテゴリー: ホテル・旅館・宿 (page 5)
箱根本箱〜ウェルカム編〜
エントランスに入ると。 ふわっと風が抜けるような印象を受けた。 明るい窓に。 初めてなのに落ち着く空間が出迎えてくれた。 存分に地の泉に浸かり。 ぷくぷくと呼吸をして。 自己発光して。 内に秘める情熱を。 ブックホテル「…
日本料理・鮨懐石 桂
旅の始まりに。 週末の箱根。 いつ来ても、訪れる人の多さに。 ただただひたすらに。 のんびりしたいという願いを携えて。 そのことだけを考えていたけれど。 現実は意のままにはならずにいた。 黙っている時間の思考は必要で。 …
奈良ホテル ティーラウンジ編
朝陽に浴びたアルコールのボトルの輝きと。 夜のエッセンスが降りかかったボトルの艶かしさと。 昨日の夜と同じ場所なのに。 その表情はまるで違う。 得てして人は同じであったり、一定という安定さを求められるけれど。 果たしてそ…
奈良ホテル 朝食編
気が多いとか。 浮気性とか。 落ち着きがないとか。 一途になれないとか。 多くの言葉があるけれど。 八方美人であることも。 幾度となく言われたような気がする。 愛想がいいだけだけれど。 自分で自分を縛る必要はなくて。 誰…
奈良ホテル The Bar
すっかりと空気の冷え込んだ夜。 秋の紅葉に目を奪われる。 あれ。 去年はどこで紅葉の景色を愛でたかしら。 そんなことを頭の中で巡らせながら。 奈良を訪れた記憶を辿る。 中学三年生の春に。 遠い記憶を呼び戻すのに時間を要し…
奈良ホテル ディナー編(三笠)
ちょっとした行き違いがあり。 がっかりと気を落としていたけれど。 見事にリカバリをしてくれて。 その迅速な対応に気を良くして。 ホテルのディナー。 サービスやホスピタリティ。 その視点を持ちながらも。 どういう気分で過ご…
アクアイグニス(朝食編)
風邪を引いた。 自力で治そうとして。 一週間が経過した。 治らない。 薬を飲まないで治したい。 なのに鼻水は流れ続け、くしゃみはとどまることを知らない。 仕事がある。 しかも、声の仕事だ。 司会者として、いかがなものか。…
アクアイグニス
習慣は当たり前すぎて。 特筆するものだと思っていなくて。 そういえば。 この食リコも毎日更新しているけれど。 無意識すぎて、質問に答えることすら忘れてしまっていた。 ビジネスコンサルを受けながら。 習慣づけのことを尋ねら…
Le Jardin Charme
見覚えのあるような庭に。 いろいろと連れて行かれた記憶が蘇る。 「ねぇ、素敵でしょう。」 そう言って母は満足げに私に話しかけた。 「まーね。」 いまいちピンとこない私をよそに。 確か、20代の頃だったと思う。 美意識の高…