赤ワインを飲んだ翌朝も。 何事もなかったように1日がスタートする。 そうやって、毎日リセットして。 一日のスケジュールを組み立てて。 頭の中で段取りを考える。 果てしなく普通でいることを、 私はとても大切にしていたりする…

「天草のね、天然うなぎ。今日入ってるんですよ。」 そう言われて。 せっかくだから鰻づくし。 何がせっかくだから。なのか分からないけど。 「だいたいそろそろね、君はね、痛風になるんじゃないの？ どうせ美味しいものばっかり食…

ワインのペアリング。 これがとても好きで。 ソムリエさんが選んでくれるワインの説明を聞くのも楽しくて。 お料理に合わせて飲ませてくれるのがとても嬉しい。 お料理もワインもおしゃべりも。 全部がお食事に含まれる贅沢だからこ…

いつも女性ばかりがラウンジにいるような気がする。 休日の昼下がり。 見下ろすビル。 ゆっくりと流れる雲。 変わらない日常。 こぼれ落ちる涙。 チーズとハチミツとドライフルーツとナッツ。 それから、赤ワイン。 幸せとは何か…

随分と前に読んだ林真理子の小説。 その短編小説に出てくる赤ワインばかり飲む女。 タイトルも題名も覚えていないけれど。 ただただ飲み続ける赤ワインが、 付き合う対価だというような内容の小説だった。 そこに描かれた女性像と自…

肌寒い夜だった。 疲れているんだよね。 と言っている割に、なかなかお店を決めてくれなくて。 もう、歩くのが嫌だ。と言い出しても。 しばらくその界隈を巡りながら歩いた。 やっぱりここがいいかもね。 優しく言われても。 もう…

何度目かの訪問に。 すっかり気に入ってしまった。 歴史を感じるクラシックな建物のバー。 ひっそりと流れる時間に身を委ねる。 赤ワインばかり飲み続ける私は。 この先、どれだけのワインを飲むのだろうかと想像してみる。 いつか…

1年半ぶりに会うその人は。 すっかり顔つきがシャープになっていた。 聞けば、フルマラソンに出るようになったという。 しかも、毎月出るようなペースで。 いかに超人的な事をしているのかという話だったけれど。 飄々とした顔つき…

新しく出来たそのホテルのラウンジ＆バーで。 こうやって小さなホテルでも素敵な空間は作れるんだよね。と。 もっと日本のホテルも工夫すれば良いのに。 オシャレに出来るのにね。と感想を述べながら。 私は心を開いているようで。 …

７時間に及ぶ収録を終えて。 MCとしての役割を全うした後に。 全方位に向ける気遣い。 それぞれの人の立場を想像して。 自分の立ち位置を最大限に活かすように。 自然体でいることがとても良いのだから。 その人らしさを引き出す…