いろは食堂

「麦切り」という言葉を初めて耳にした。
その地で食されるものだということで。
地元の食堂を訪れた。

夏休みが本格化する季節。
家族づれも、杖をついた老婆も。
サラリーマンも、中学生らしき男子グループも。
なんだか、ほっとするような光景を眺めながら。

空腹で意識が朦朧としはじめた私は。
夢中でその中華そばを啜った。

観光客は他にもいるのだろうか。
ここは、どんな人が訪れているのだろうか。

山形の地は。
決して派手な観光地ではかったけれど。

どことなく地元(長野市)を彷彿させるせいなのか。
私は開放感に浸り。

涙を流して自分を浄化し。
夏の空気に包まれて。
月に一度、蘇生するということを繰り返す。

しからば、東京を離れて暮らせばいいではないか。
そう言われそうだけれど。

私は混沌としている東京がまだ好きで。
刺激を与える居場所として。

もうしばらくは、
こうして旅に出ることでバランスを取れたらいいと思っている。

いろは食堂
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